今日聴いたもの

Histrical Figures And Ancient Heads + The New Age / Canned Heat
'71年と'73年のアルバムのカップリング盤。どちらもAlan Wilson没後の作品で、そのせいかそれまでの怪しさとかフワフワした感じはなくなって、地に足の着いた「ブルースロック」な音に。なので、はじめは「悪くはないけどちょっと退屈になってしまったかな」という感じで聞いてたんだけど、フルートが舞うヒップなファンキー・ロック"I Don't Care What You Tell Me"でいきなりガツンとやられた。こういうファンク・ブルースは大好き。ここから、バリバリとファズがうなるシャッフルロックンロール"Long Way from L.A."、急速ボ・ディドリー・ビートの"Cherokee Dance"と続く流れはなかなかエッジが効いててカッコイイ。
洒脱なニューオーリンズ・ロックンロール"Keep It Clean"ではじまる「The New Age」は、カントリーロック、ゴスペルなど、割と新境地を感じさせる曲も多い陽性アーシーな1枚。とはいえ、ハモンドがクールなハードボイルド・ブギー"Framed"やドスの効いたリフがワルくて最高なハードロック・ブルース"So Long Wrong"など、ある意味「王道」な曲にやはり惹かれてしまうんだけど。