今日聴いたもの

Espiritu Vivo / Susana Baca
ペルーの女性シンガーの'02年Luaka Bop盤。アフロ要素の加わった哀愁フォルクローレ・フォーキーというか、独得のエキゾティックな魅力があって、何よりメランコリーに満ちた歌声が素晴らしい。オーガニックな演奏に程よくアヴァンな刺激を与えるマーク・リボーのギターやジョン・メデスキのハモンドも絶妙。スタンダードのカヴァーからカエターノ・ベローソ、ビョークまであまりに多彩な楽曲が選ばれていて、曲想も幅広いんだけど、中でも"La Noche y el Dia"に"El Fusil del Poeta"、"Toro Mata"など、物悲しい歌のバックでフリーキーなフィードバック・ノイズが遠く響くパーカッシヴなダウナー・フォーキー曲には強く惹かれる。