今日聴いたもの

So So Satisfied / Ashford & Simpson
'77年作。ストリングスの泣きフレーズに何度聞いても胸をくすぐられる哀愁の歌謡ディスコ傑作"Over And Over"収録のアルバム。冒頭を飾るアッパートラック"Tried, Tested And Found True"もめちゃくちゃファンキーなリズム上で華麗なオーケストレーションが躍るディスコクラシック。で、他の曲がどうかというと、意外にもどこかSSWテイスト漂うMOR〜AORラインのミッドテンポ曲がずらりと並んでて、ゴスペルっぽい"Couldn't Get Enough"や"If You're Lying"などに象徴的な、どこかクドい感覚も印象に残るアルバム。そんな中、あっさりと抑制された味わいのメロウ・ディスコ・ソウル"Maybe I Can Find It"の洒脱な感覚に強く惹かれる。
Send It / Ashford & Simpson
'77年。こちらはラリーレヴァンのパラダイス・ガラージ・クラシック"Bourgie Bourgie"収録作。もうイントロのピアノフレーズがなりだした瞬間に持っていかれてしまう。ただ前作同様、アルバム自体はMORなスローテンポ曲がメインの構成。ところどころ得意のエイントノーマウンテン的なメロディー展開にときめく瞬間もあるものの、突き抜けた曲がなく、割と地味な印象で、数少ないアッパーディスコ曲"Don't Cost You Nothing"も今ひとつフックがなく、正直、このアルバムは、"Bourgie Bourgie"が突出してしまっているかも。