今日聴いたもの

Lead Me On / Maxine Nightingale
amazon安物買い。軽くソウルフルな歌声の英国黒人女性シンガーの'79年盤。全体にディスコなポップス集という趣で、有名ヒット曲の"Lead Me On"とか曲によっては完全にMOR指向な顔も覗かせる1枚。ストリングスの下世話なフレーズが印象的なアッパーな歌謡ディスコ"Hidaway"に、一転、軽快なギターカッティングが心地良く、サビのキュートなメロディーにキュンとくるAORディスコ"(Bringing Out) The Girl in Me"と続く冒頭2曲がなんといっても最高で、残念ながら3曲目以降はちょっと薄い印象。
You, Me and He / Mtume
'84年。これもamazonで安物買い。男女ヴォーカルをフィーチャーして、全編、"Juicy Fruit"と地続きなミディアム〜スロー・テンポのマシナリー・ビートでアーバンに迫るエレクトロ・ブラコン系。タイトルに反して思いきりミッドナイト・ムードのスロージャム"You Are My Sunshine"や、ゆったりグルーヴするミッドテンポ・ファンクの"Prime Time"といったアダルトオリエンテッドでメロウな世界と、グシャッとしたシンセ音が格好良いクールなスカスカ・エレクトロ"I Simply Like"に、スクラッチも登場するエレクトロ・フュージョン・インストの"To Be or Not to Be That Is the Question (Whether We Funk or Not)"などの先鋭的な音がシャッフルされた構成が、一種独特の味わいを醸し出している1枚。