今日聴いたもの

P&ART WORLD 新しいパンダの世界 / P&ART SASANOOOHA
'08年。相変わらずお洒落バカバカしいセンスが全開のラウンジエレクトロなダンストラックに、大半の曲でエフェクトが掛かったヴォーカルをフィーチャーしていて、今回かなり歌物指向が強まった印象。全体にちょっと歌の存在感が薄く感じるところはあるものの、高速ドタバタ・ブレイクビーツと60年代バブルガムが出会った"おしりフリフリ体操"や、まるで"黒の舟歌"ミーツ・ビーチボーイズなサンシャイン・ポップ"Row&Row"、いにしえのエキスポ系和製ソフトロックが21世紀によみがえったような"ジャムパンダ"と"フガ・フーガ"とか、ナンセンスな歌詞と技巧的な美メロの絶妙なミスマッチに、笑えてキュンとくる素敵なポップソング揃い。これで、ちゃんと歌手をフィーチャーしてアルバムを作ったらものすごいポップス名盤が生まれそうな気もする。