今日聴いたもの

Good City For Dreamers / General Elektriks
09年。Herve Saltersというトラックメイキング系SSWによる魅惑の1枚。70年代ピアノポップや80年代エレポップを核に、多彩な音楽要素が詰め込まれた幻惑的な濃縮トラックに、甘いナヨ声で歌われるキャッチーなメロウさをたたえたメロディー。ある意味モダンポップの現代的展開かも。スライっぽいクール・ファンクに弦楽演奏を乗せつつ"やさしく歌って"的なMORメロディーを甘く聞かせる"Little Lady"や、ミュージカル風のオーケストラル・ポップにフリージャズやハードロックがぶち込まれたオモシロAOR"Engine Kickin' In"、ポストパンクでプログレアブストラクト・ファンク・インスト"Nuit des Ephemeres"とか、なんだか分からないけど素晴らしいと感じる。よく引き合いに出されているベニー・シングスに比べると、こちらははるかにネジが飛んでる感はあるものの、"David Lynch Moments"や"Raid the Radio"など割とオーソドックスにイイ曲路線の曲では確かに通じる雰囲気が。