今日聴いたもの

The Return of Jack Splash / PlantLife
04年。Pファンク臭に満ちたナスティなファルセット・ヴォーカルで70年代ファンク/ソウルなトラックを次々に畳み掛けるLAの4人組ユニット。時に猥雑で濃厚な面も見せつつも、大半が2〜3分のコンパクトな曲ばかりで、フォーキーなクロスオーヴァー・グルーヴ"When she smiles she lights the sky"、ゆったりスウィングするスロージャム曲"Why’d U Call Me? (3am)"、ギターのカッティングがキャッチーなミラーボール・ディスコティーク"Got2Get2gether4Luv"、ピースフルなメロウソウル"Beautiful Babies"など、基本あっさりメロウ系中心の構成で、全19曲というボリュームも意外にすんなり聞ける。
Some Boots / Karate
USのエモ系バンドの02年作。ジャジーでブルージー、そしてここぞというところでフリーキーに暴発するギターがメチャクチャ格好良い。独特なハイトーンなヴォーカルのせいもあってレゲエっぽいリズムの曲ではちょっとポリスを思わせたりもするんだけど、全体に漂う静謐でメロウなジャズ・ロック感はスローコアでポストパンクなイギンボトムというか。鋭角的なギターイントロで始まるアップテンポのアブストラクト・ギターロック"In Hundreds"からメロウな美メロ曲"Airport"に"Baby Teeth"と続く中盤の流れが特にイイ感じ。