今日聴いたもの

Manners / Passion Pit
09年。1曲目から全開のファルセット・ヴォーカルのインパクトが強力なボストンの5人組。全編、懐かしさと甘酸っぱさがいっぱいのキラキラしたディスコポップ集で、"Moth's Wings"など、時々ブライアン・リバイバル系インディー・バンドや初期マーキュリー・レヴっぽい感覚も見え隠れしつつ、清々しいまでに突き抜けたバブルガム・マナーが痛快。特にお気に入りはキレのあるキャッチーなサビ・メロにキュンとくるアッパーなエレポ・ディスコ・チューン"The Reeling"に"Sleepyhead"、80'sテイストなサマーブリージンAORの"Eyes as Candles"。
Primary Colours / The Horrors
09年。UKギターバンド。マイブラ直系のシューゲイズ・ギターノイズにネオサイケな歌が乗る微妙な違和感と、曲調の割りにやけに軽妙なフレーズを奏でるシンセが印象的。ちょっとジャーマンサイケっぽい覚醒ロックンロールに乗ってギターがフリーキーに暴れたかと思うとテクノなシンセがピコピコ鳴り始める"Sea Within a Sea"が飛びぬけて面白いけど、ハードエッジなアレンジがメディシンとかを思い出させる"I Can't Control Myself"やオリエンタルな歌謡ロック調の"Scarlet Fields"あたりもお気に入り。ただ、全体的にヴォーカルが残念な感じ。