今日聴いたもの

CHANDELIER / 石井竜也
09年。筒美京平の曲を6曲収録。堂に入ったデリケートなツギハギ・メロが冴える流麗フィリー歌謡"DANCE IN LOVE"をはじめ、エレキシタールが爪弾かれる"誓い"的なスウィート・ソウルムードが一転オリエンタルな歌謡メロに突入する"夢の恋は"、そして"ラブマシーン"を換骨奪胎な"アクセス"など、例のGS映画サントラにも通じる自己パロディー的色彩も強い快作揃い。本人自作曲も、"やさしく歌って"のメロディーをまるで"キープ・ミー・ハンギング・オン"のように聞かせるミラーボールディスコ歌謡"濡れ濡れドシャブ恋愛"やアーシーでフラワーな"BODY & SOUL"とか結構イイ感じなんだけど、時々挿入される「ユーモラスな」セリフがかなりキツイ。
Just How Sweet Is Your Love / Rhyze
80年。きらびやかなダンスクラシック系ディスコ・ソウルに、ちょっとブラスロックっぽい暑苦しくも歯切れ良いホーンが絡んで、なかなか独特の雰囲気を醸し出す人達。軽快なギターカッティングに導かれるナヨ声ディスコ"Free"に、トレードマークのホーン隊にストリングスやヴァイブなども加わってとても華やかなハンドクラッピン・リズムのハーモニー・ディスコ"Just How Sweet Is Your Love"と続く冒頭2曲がやはり最高。あと、スライ的なクール&メロウ感が漂う"Singing And Dacing"も。追加のボーナス曲はバンドの出自を伺わせる熱気溢れるブラス・ファンク。BOOGIE TIMES再発。