今日聴いたもの

Supreme Show / 鈴木亜美

08年。ここ最近の鈴木亜美ミーツ中田ヤスタカの集大成という感じのアルバム。全編エッジの効いたアッパーなトラックメイクとキャッチーな歌のバランス感覚が絶妙なダンスポップで固められてて、ことごとくハズれのなかったシングル曲群はもちろん、雨音ショパンなピアノの調べが素敵なヨーロピアン・エレポ・ディスコ"TEN"、格好良いリズム・トラック上にメロウなメロディーが乗るエレクトロ・ディスコ歌謡"change my life"、ちょっとアイドル歌謡な佇まいのキュートなフィルターディスコ歌謡"LOVE MAIL"など、新曲もめちゃくちゃハイクオリティで、正直、期待をはるかに上回る充実振りで素晴らしい。それにしてもシングルそのままの曲順で収録された"can't stop the DISCO"〜"climb up to the top"と続く流れはやはり何度聞いても高揚する。

MORE! MORE! MORE! / capsule

新作。エレクトロなイントロ・トラック直後に鳴り響く"more more more"のダサ格好良いシンセのフレーズが強烈。鈴木亜美"climb up to the top"でのKLFネタといい、どんどんベタな方向に進んでいるような。その"more more more"をはじめ、ラップディスコの"the Time is Now"に、NWファンク的なガーリー・ディスコ・ハウス"JUMPER"、アッパーなインスト・トラック"e.d.i.t."など、全体的にレイヴ色が強めな印象。キラキラ切ないフィルターディスコ歌謡路線の"Pleasure ground"にメロウなテクノポップ"the mutations of life"あたりは安心して聞ける感じだけど、木の子の歌詞でやるユニットもまたやって欲しいなあというのが個人的な願い。パフューム的、というよりほとんどJ-POPの域に突入してる前向きガールポップ"Adventure"はさすがにcapsuleでコレをやらなくてもという気も。