今日聴いたもの

Chicano Power - Latin Rock in the USA 1968-1976 / V.A.
99年発売のSoul Jazz編集ラテン・ロック・コンピ。サポにマロ、ブラックシュガー、ベニテス、アズテカ、ハーヴェイ・アヴァーン、エル・チカーノ、おまけにサンタナと、既聴な曲が結構多くてついスルーしてたんだけど、埃っぽいラテン・ソウルにブガルー・ソウル、ラウンジーなラテンジャズにクロスオーヴァー、そしてもちろんサンタナ直系の哀愁ロックからプログレ風まで、多彩なラテン・ロックの世界をこうしてまとめて聞くのはなかなか楽しい。ブレイクビーツっぽいイントロの疾走ファンキーロック"Been Had / Sapo"からラテンな"Move On Up"っていう趣の"Too Late / Black Sugar"に繋がる冒頭の流れが象徴するように、基本的にクラブ視点のセレクトなんでさすがにカッコイイ曲ばかりだし。
初聴曲では、高揚感に満ちたヤング・ラテンソウル"Mira Pa Ca / Chango"、疾走フォーキー・グルーヴと甘いナヨ声ハーモニーの組み合わせが最高に気持ち良い"Fools Are You / Mother Night"、ドタバタしたドラムがちょっとポストロックっぽくも聞こえるオルガン・ジャズロック"Butterfly / Benitez"(これは既聴な気もするけど)あたりが特に鮮烈な印象。やっぱりトロピカリア・コンピとかも買っとこうかな。