今日聴いたもの

Funky London / Albert King
94年発売の70年代前半の音源コンピ。ジェイムス・ブラウンをゴーゴー喫茶テイストのビート・ナンバーに料理した1曲目のインスト曲"Cold Sweat"を筆頭に、R&Bビートで畳み掛けるファンキーでグルーヴィーなエレクトリック・ブルース/ブルース・ロック集。同じくインストのタイトル曲の微妙にヘヴィサイケな味わいや、"Finger on the Trigger"のいい湯加減な男泣き具合にも惹かれるけど、ファンキーなリズムに乗ってあくまでもブルース・マナーの歌を聞かせる、というスタイルに目がない自分にとって特にたまらないのが"Bad Luck"で、後半のインストパートでのスライに通じるクールでメロウなファンク感覚も最高。アクセント的に置かれてる長尺スローナンバー曲では、メタリックなスクイーズ・ギターが延々とエグく切り込んでくる"Lovingest Woman in Town"がカッコイイ。
Nesse Inverno / Tony Bizarro
77年。洗練されたアレンジと野性的なヴォーカルのギャップが印象的なMPBソウル/ディスコ盤。フルートとストリングスが軽やかに絡み合って爽快な"Nao Vai Mudar"に上昇気流系の快適ソウル"Como Esta Nao Faz Sentido"、そして、ねちっこいクラヴィネット・ファンクで間奏での転調もイカす"Nao Pode"あたりが特にキャッチーでお気に入り。あと、メロウAORなタイトル曲のリード・ヴォーカルと対照的なナヨ声男性コーラスの組み合わせもなかなか。