今日聴いたもの

Pyragony X / Amon Duul II
76年。初期の数枚しか聞いたことがなかったんで、ここまでポップなロックになってたとは驚き。ほんのりアーシーでメロウなフォーク・ロックやらブルージーなギターソロが炸裂するハード・ロックンロール、さらにはプレ産業な大仰ハードロックもあって。どんな曲でもどこかスペーシーな感覚があるのがあえて言えば特徴的かな。浮遊感のあるアレンジのオリエンタルなプログレ・アシッドロック"Flower of the Orient"とモダンポップ寄りの美メロ・ピアノロック"Lost in Space"が割とお気に入り。
The Wild Places / Duncan Browne
78年。メトロ脱退後に制作されたこれも多分ニッチなアルバム。デリケートなSSW的な曲やヴォーカルと、産業ハード全盛な時代を感じさせるドラマティックなアレンジや曲構成との微妙なギャップが不思議な味わいで、70年代A&MプログレッシヴMORな人達にも通じる佇まい。爽快なナヨ声パワーポップ"The Crash"、ニューロック的なベースが気持ち良いフォーキーMOR"Planet Earth"といった曲でのフックの効いたメロディーメイカーぶりはさすがに素晴らしい。