今日聴いたもの

El Malo / Willie Colon
若さが爆発してる感じの67年デビュー作。ヴィンテージなオルガンとハンドクラップがイカす"Willie Whopper"や、ルイルイをラテン化したようなガレージ感満点の"Skinny Papa"など、不良っぽさの横溢したモッドなブガルー・ナンバーがやはり最高なんだけど、他にもMOZANCOとジャンル表記されてるフリージャズ感覚のラテンジャズ風ナンバー"Quimbombo"とか、全編に渡ってフィーチャーされたDwight Brewsterの叩きつけるような奔放なピアノ・プレイが死ぬほどカッコイイ。
Lo Mato / Willie Colon
ちょっと円熟味というか安定感を感じる73年の歌謡サルサ盤。しかしそれでも、切れ味鋭く時に調子外れにも聞こえるトロンボーンのフレーズにはどこかルーディーな感覚が。トロンボーンの2管バトルに盛り上がるインスト曲"Junio 73"とかさすがに格好良いけど、オリエンタルでカリビアンな雰囲気の"Maria"、官能的で不思議なムードの"Calle Luna Calle Sol"、キャッチーな爽快カリビアン・ラテン"Voso"など、エキゾティックさがイイ感じの歌謡作品がやはりこのアルバムの魅力かな。