今日聴いたもの

Aquarius / Aquarius
76年。ハイムンド・ビッテンクール制作のコーラス・アルバム。MPBのイメージとかけ離れたシンガーズ・アンリミテッドばりの精密ハーモニー・ワークを聞かせる"Corolina"や"So Louco"がとりあえず衝撃的。オーガニックなサンバ・テイストが根底にありつつ、快適アップテンポな"So tem lugar pra voce"や"Tibidabo"、ダバダバした"A Ra"や"Chega de Saudade"、グルーミーなスロー曲"Beijo Partido "など、ひたすら洗練されたクロスオーヴァー・ソフトロック的な耳ざわり。かつての一連のエレンコ再発でお馴染みのディアハートによる発掘再発盤。
I Can See / Ralfi Pagan
75年。ファニア産のラテン・ソウル盤。バーナード・パーディーがドラムで参加してるほか、全編に渡ってルイ・ラミレスのヴァイブやジョー・ベックのエレキシタール風味のギターをフィーチャーした、スロー〜ミッド・テンポのスウィート・ソウル中心のメロウな1枚。怪しいムードのラテン・ブルースロック"Loneliness Loneliness"やニューソウルっぽいラテン・ロック"Rat Race"みたいな曲にもつい反応してしまうけど、ベストトラックはやはりスウィート路線の美メロ・バラード"Just for a Little While"。