今日聴いたもの

Compilation / Look Blue Go Purple
91年。フライング・ナン・レーベル所属のガールズ・バンドの編集盤。1曲目の"Safety In Crosswords"がまさにその典型なんだけど、全体に60年代ガレージ・サイケと80年代インディギター・ポップが混ざったような雰囲気。こういう、いかにもネオアコ風のヘタウマ・ヴォーカルを擁したジャングリング・ギター・ポップって随分久しぶりに聞いた気がするけど、"Cactus Cat"や"Year Of The Tiger"など、ズンドコ・リズムのダウナー路線の曲が醸し出す少女ベルベッツな風情は結構キュンとくる。時々絡むプログレ・テイストなフルートがちょっと不思議な味わい。
Drive Thru Booty / Freak Power
94年。これも当時なんとなく聞きそびれてた盤。ビーツ・インターナショナル後のノーマン・クックの活動で、マザー・アースとかポール・ウェラーの1stソロとかそんな時代を思い出すアシッドジャズ系ファンキー・ロック。曲によってはマンチェを引きずってる雰囲気もあって、アーシーなソウルジャズとハッピーマンデーズが出会ったような"Waiting For The Story To End"やスライドギターや埃っぽいオルガン入りのアーシー・マンチェ・ロック"Moonbeam Woman"とか、あえて今聞くのもなかなかイイ感じ。
定番曲バッファロー・スプリングフィールド"For What It's Worth"を下敷きにした感じのフラワーロック"Whip"やクラシックス・フォーのお馴染みリフを使用したメロウ・ラテンロック"Change My Mind"なんかもお気に入り。