今日聴いたもの

Hiatus on the Horizon / Recloose
05年。ニュージーランド在住のデトロイト系トラックメイカー。"Landed"に"Still Beyond Me"と続く冒頭のFMフレンドリーな流れから、メロウな女性ヴォーカルをフィーチャーしたスタイリッシュなクロスオーヴァー・ハウス盤かと思ったら、アシッド・ジャズなプリンスという趣のクールなエレクトロ・ファンク・ソウル"Dust"なんかを経て、スカとハウスが不思議な融合を見せる"Mana’s Bounce"、モンドな味わいのエキゾ・クロスオーヴァー・ファンク"The Game Goes On feat. Hollie Smith"、コズミックでエスニックな哀愁ラテン・トラック"Why I Otta"など、だんだん一筋縄ではいかない不思議センスが前面に。ベスト・トラックはゴムマリ状に跳ねるリズムが心地良いブレイクビーツ・スウィング"Turkish Delight"。
Soundtrack For Sunrise / GB
04年。ダウナーでメロウなトーンを基調としつつ、さりげなく散りばめられたアヴァンな響きが耳を惹くブレイクビーツ・ミュージック。ミステリアスなR&Bチューン"Simply So"にエキゾティックでミステリアスなニューエイジクロスオーヴァー"Love Song for Strings, Electric Piano, and Sequencing Software"、そして"68th Dimension"や"Caribbean Temptress"など浮遊感のあるダビーでドローンなダウンテンポ・トラックが絶品なんだけど、他にもバトゥカーダ調の"Funky Afro Rican Weekend"やオルガンジャズっぽい"Phil Jackson"とか、ひそかに多彩な音楽性で、ラストのダビー・ボサなトラックに高橋幸宏っぽいヌメヌメ唱法の哀愁ラテン歌謡が乗る"Love Is the End"は妙に後を引く感じ。