今日聴いたもの

Rain Dances / Camel
77年。リチャード・シンクレア参加の5th。70年代のSFドラマのテーマ曲みたいな"First Light"をはじめ、全編に渡ってウニョウニョしたシンセをフィーチャーしたスペーシーなポップ・プログレ作。ジャズ・ロックといえなくもないけど、どちらかというとスポーティーなパワー・フュージョンニューエイジ、そして産業ロックと、来るべき時代のある種の音を詰め込んで、ほんのりカンタベリーな香りで包み込んだような音楽性。ジェントルで上品なメロディーが素敵なソフト・プログレ"Metrognome"、下世話さ一歩手前のファンキーなプレ産業ロック"Unevensong"あたりがお気に入り。
Crime Of The Century / Supertramp
74年3rd。シアトリカルな凝った曲展開とキャッチーなメロディーが身上の英国モダンポップ。時にプログレっぽかったり、グラムっぽかったり、さらにはマッカートニー系ノスタルジック・ポップ風だったりと、1曲の中にいろんな要素が詰め込まれてるだけに、イイなと思うところとイヤだなと思うところが同居してる曲が多いんだけど、相当に回りくどい紆余曲折展開を経て一気に霧が晴れるように爽快なサビに突入する"Hide In Your Shell"、洒脱なジャジーAORとグラム風ハードロックが強引に融合してドラマティックに高揚して行く"Dreamer"とかなかなか面白いイイ曲。