今日聴いたもの

Comme Dans Un Film / Joelle Ursull
93年。ズークマシーンという女性ヴォーカルグループのメンバーのソロアルバムなんだそう。いくつかの曲に漂うカリビアンな陽性ムードにその片鱗が窺えないこともないけど、基本的にはバーシアとかファティマ・レイニーとか、当時のFMでよく流れていたクロスオーヴァーなクラブ系フィメール・ポップスという感じ。心地良いけど油断してるとつい聞き流してしまう、っていうタイプの曲も多いんだけど、アンニュイなワンコード・ファンクから美メロなサビに展開する"Joujou"のほか、流麗なストリングスアレンジにグッとくる"Se Tan Mwin"やドラマティックな"Love Soul"といったグラウンドビートっぽい曲には結構惹かれる。
Atlantique / Atlantique
94年。フランスの女性SSW。こちらもやはりクロスオーヴァーなクラブ系フィメールポップスだけど、英国アシッドジャズ系ミュージシャンのバックアップを受けて、マザーアースとかレニー・クラヴィッツなんかを思い出す70年代ロックっぽいザラついた感触も少々。アンニュイなジャミロクワイって感じのレアグルーヴ・チューン"Gens Crreoles "、ダビーなベースラインが格好良いファンキー・インスト"M.J. Perec"、アレステッド・ディヴェロップメントをクールにしたような、ブルージーなマウスハープ入りのフォーキー・ブレイクビーツ"Contre Vents et Marees "あたりはなかなかキャッチー。