今日聴いたもの

Sunflower at Christmas / Pearlfishers
04年。7曲入りのクリスマス・ミニアルバム。こんなのが出てたとは知らなかった。ムーグがキュートな陽性ハーモニー・ギター・ポップ”Snowboardin'”から、胸を締め付けられるようなメランコリックな美メロが炸裂するフォーキー・チューン”Winter Roads”へと続くオープニングがとりあえず絶品。ホイッスルがハッピー感を醸し出すエレポップ”Snow Plus Christmas”なんかもなかなか新鮮で、曲数が少ないんでダレず聞けるせいもあるかもしれないけど、いつものアルバムより曲が粒ぞろいな印象。しして心なしかビーチボーイズっぽい曲が多いような。
This Is...Tunng - Mother's Daughter and Other Songs / Tunng
05年。"bullets"のマッカートニー系ポップのイメージとのギャップが大きくて、初聴の印象が薄かった「Good Arrows」のフォークトロニカ路線の曲がこの頃ジワジワとしみてきたので、遡ってこのアルバムも購入。爪弾きフォークとグリッチーな電子ノイズの組み合わせが醸し出す静謐な味わいは「Good Arrows」以上に素晴らしいかも。コラージュ的なアレンジの"Mother's Daughter"をはじめ、物寂しい冬枯れフォークにいつの間にかボトムの低いリズムトラックが加わる"Song Of The Sea"、エクスペリメンタルなフォークトロニカ演奏に弦楽器が控えめに彩りを添えるインスト"Fair Doreen"など、さりげなく小技の効いたアレンジと曲展開が実にセンス良い感じ。ひそやかなミニマル電子ビートにトラッド風のハーモニー・フォークが乗る"Fair Doreen"とブルースっぽいギターを聞かせる男女デュオ曲"Surprise Me 44"がベスト・トラック。