今日聴いたもの

Termination / 9mm Parabellum Bullet
07年。ハードコアでシューゲイズな轟音ギターロック・サウンドに、妙に歌謡曲っぽい下世話なフックを散りばめたメロディーの組み合わせがユニーク。ヴォーカルの声にもうちょっと特徴があったらもっと面白くなりそうな音楽性だと思うんだけど、1曲目の"Psychopolis"から畳み掛けるような冒頭3曲の流れと、終盤、サビのメロディー展開とロックなコーラスが泣かせる"Termination"から、同じくキャッチーな泣きメロが炸裂する"The World"へ続く流れは最高。ただ、135なんていうバンドを思い出す大陸系メロディーのミッド・テンポ曲はちょっと苦手な感じ。
ツチヤニボンド / ツチヤニボンド
07年。初期カーネーショングランドファーザーズあたりのメトロトロンなギター・ロック・バンドがポストロックを通過したような、懐かしくて新しい耳ざわりが何だかくすぐったい屈折ロック。甘いヒネくれメロディーの連続が胸にキュンとくる"ロボット"と"MELODY"、ミナスなはっぴいえんどという趣もある密室ジャズロック"川沿いに降らす雨"、先の読めないアヴァンな展開を見せる謎シティ・ポップ"トリステ"〜"UZU"あたりが特にお気に入り。