今日聴いたもの

Smokey Circles Album / Smokey Circles
ロンドンの英国男女混声グループの69年作。ポピュラー寄りMORを時代柄のサイケなストリングスやスウィンギンなホーンが彩るハーモニー・ポップ。1曲目の"Long Long Love"の高速ワルツテンポのカラフルなイントロにはかなりグッと掴まれたけど、楽曲自体は可もなく不可もなしという感じで、ほんのりスペクター〜ペットサウンズ系の"Anybody Need A Lover"や、アニマルズ・ミーツ・ユーロヴィジョンな"Anybody Need A Lover"、ジェントルでグルーミーな"Little Man"とか、悪くない曲もあるものの、全体に今ひとつ突き抜けない地味な印象。歯切れの良いホーン・アレンジと終盤のリズムチェンジが洒落てるフィメール・ポップ"Who Are We"がベスト・トラック。
Harlan Fare / Gary & Stu
英国の二人組ソングライター・コンビの71年盤。地味なフォーキー・バラードが一転テンポアップ、予想外の展開を繰り返す冒頭のプログレシッヴMOR"Harlan Fare"がとりあえず最高。2曲目以降はバブルガム・サイケなハーモニー・ポップにグリッターなロックンロール、マッカートニー系バラードなどの英国MORの王道な曲と、アメリカ志向のいなたい楽曲が同居した結構バラエティに富んだ構成。なんだけど、こちらのアルバムもいかにも地味な曲が多くて、1曲目みたいな意欲的な曲がもうちょっと聞きたかった感じ。快適テンポのアーシー・ハーモニー・ポップ"Love Me While You Can"が割とお気に入り。ちなみにプロデュースはトニー・マコーレイ。