今日聴いたもの

Up With The Larks / Pearlfishers
新作。マッカートニー〜オサリバンなラインのノスタルジック・ピアノSSW好きにはあまりにキラーなタイトル曲に始まり、裏声交じりで歌われるフックの効いた切ない美メロがどこか松尾清憲にダブる"Send Me A Letter"、リズムボックス使用のちょっと下世話なディスコ・ポップ"Womack And Womack"、ライラック・タイムとギルバート・オサリバンが出会ったようなハートウォーミングなフォーキー・ピアノ・ポップ"London's In Love"と、グルーミーで切ないイイ曲多数。アルバム後半は切々と歌われるドラマティックなMORバラードが並んで少しダレるのが残念だけど、それでもまあやっぱり今回も相変わらずのクオリティ。
B-Music 〜 Cross Continental Record Raid Road Trip / V.A.
ヨーロッパ物を中心に世界のサイケ、プログレ、ニューウェイヴなどを集めたFinders Keepers編集のオブスキュア・レア・グルーヴ・コンピで、B-Musicコネクション人脈の12人が寄ってたかってお気に入り曲をセレクトしてるだけあって、どれも、いろんな意味でキャッチーな曲ばかり。
やたらとヒップなチェンバー・ジャズ・ロック"Granvelle / Daniel Schell & Dick Annegarn"、Rodway Leyland Duoによる"Caravan"の爆走オルガン・インスト・カヴァー、ヘヴィなサイケデリックスキャット・インスト"Un Soir Chez Norris / Pierre Cavalli"、クールで切ないガーリー・ポップ・グルーヴ"Sulla Neve Con Te / Carmen Andaloro"、ダウンテンポな哀愁スティールパン・インスト"The World Is A Ghetto / Amral's Trinidad Cavaliers Steel Drum Orchestra"、ぬるま湯お茶の間ムードが心地良い「笑点」テイストのエレキ歌謡"For You / The Stylers"、ラウド&ヘヴィなファンキー・ハードロックに爽快なバブルガム・コーラスが絡む"Air / Onyx"など、実にシビれるグレイト・ディスカバリーの嵐。