今日聴いたもの

White Flight / White Flight
07年。Justin Roeloesという人の一人ユニット。フニャフニャとしたつかみどころのなさと妙に耳に残る楽曲のキャッチーさが同居した、謎のユルユル・アシッド・ロック。とりあえずアルバム冒頭の、スカスカの疾走ブレイクビーツに初期マーキュリー・レヴ風の脱力ハイトーン・ヴォーカルが乗る"Now"〜"Pastora Divine"の気持ちよさにヤラれて購入。
他にも奇怪なエスニック・フォーキー・レゲエ"Oz Icaro"、狂騒的なトランス・ブレイクビーツ・ロックの"Deathhands"に"Superconductor"、ほとんどプログレのような込み入った展開を見せるムシ声アシッド・フォーク"Secret Sound"など、千鳥足であらぬ方向に迷走するフリークアウト・ロックの連続にアタマがグルグルする。
Between You and Me / Fabienne Delsol
07年。筋金入りの60'sリバイバル娘の2ndソロ。ロックンロール〜マージー・ビート系を中心に、時に仏語のイエイエ曲も交えたアーリー60'sテイストのビート・ナンバーにファズギターやオルガンなどガレージサイケな味付けがされた全14曲。それにしてもこのキュートで切なく、アンニュイなヴォーカルはホント魅力的。
フランス・ギャルそのものな"Vilaines Filles Mauvais Garcons"、出だしのメロディーにノックアウトされるアンニュイなマージー・ビート"I'm Confessin'"、ワイルドなギターがうなるクールな疾走ロックンロール"Loot"、サビの転調にキュンと来るグルーミー・フォーキー"Somewhere Between You And Me"、疾走オルガン・ガレージ"That's The Way To Do It"あたりが特に最高。