今日聴いたもの

Bunky & Jake / Bunky & Jake
68年。ほんのりサイケでガレージなテイストもありつつ、一貫して抑制の効いた洒脱でハートウォーミングな雰囲気が心地良い男女フォーキー・デュオ。"I'll Follow You"をはじめとしたグッドタイム・スウィング調と"It Happens Again"や"Cheerio"などのジェントルなラテン・フォーキー路線が中心なんだけど、何故かハワイアンな隠し味が利いてるのが面白い。特にラテン・フォーキー路線の"Country Girl"と"Snow Queen"を思わせるワルツテンポのグルーミー・ポップ"Hey Buckaroo"は流麗なストリングス・アレンジがソフトロック的な味わいもある名曲。ファズギターとサックス、フルートの奇妙なユニゾン・リフが印象的な異色のヘヴィサイケ・インスト"Mongoose"にラストのコラージュ風メドレー"The Candy Store"など、ところどころにヒップな尖がったセンスも見え隠れ。FALL OUT再発盤。
The Groop / The Groop
69年。冒頭、静かに始まり徐々に高揚して行くドラマティックな"Famous Myth"から、絵に描いたようにソフトロックしてる男女混声コーラスに胸がときめくハーモニー・ポップ盤。とりあえず、快適な疾走テンポに鮮やかな転調メロディーが乗る"Jet Song (When the Weekend's Over) "が突出してはいるけどボーナストラックのシングル曲も含めてハイレベルな王道ソフトロックが満載の1枚。特にお気に入りは、歯切れ良いリズムアレンジに、時々挿入されるラテンなリズムチェンジが洒落てる"Continental"に、クールなグルーヴに盛り上がり過ぎないコーラス・アレンジの絶妙なバランスが最高な"Wonder Why"など。"Time Fire"や"Tears and Joys"といったソフィスティケテッドなGSって言う感じのマイナー・ビート・ナンバーも好み。Sundazed再発盤。