今日聴いたもの

Moment Of Truth / Moment Of Truth
77年。NYのコーラス・グループ。1曲目"Lovin' You Is Killin' Me"は、パワフルなリードに絶妙に絡むコーラス、流麗なアレンジにちょっと切ない哀愁メロが、なんともサルソウルな疾走ディスコ・ソウル。続く"Chained To Your Love"のちょっとマンチェなラテン・ディスコ・ビートも気持ちイイ。アルバム中盤以降は70's半ばの流麗フィリーソウル風な路線が多くなるんだけど、開放感いっぱいのキャッチーなメロディーにやられる"You Got Me Hummin’"をはじめ、メロウな女声コーラスが素敵な"Come On In"に"So Much For Love"といった快適アップ・ダンサーが絶品。歌謡テイスト強めの哀愁ディスコ"Helplessly"も好きな感じ。
Wanna Make Love (Come Flick My Bic) / Sun
76年。オハイオのヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。冒頭、"Live On, Dream On"〜"Tell The People"と畳み掛ける、集団ヴォーカルのストレートなファンク路線を身上としてるグループなんだろうけど、それ以外の変化球的な曲にむしろ惹かれる。ダウナー・メロウなスロー・ジャムがいきなりテンポアップしてシャッフル・ビートのブルース・ロックに変貌する"My Woman"、アーシーなオルガンをフィーチャーしたフォーキーAORソウル"Love Is Never Sure"、エレピにフリューゲルホーン、フルート等のAOR小道具が勢ぞろいのアーバン・ソウル・バラード"The Show Is Over"、サビの高揚感に満ちた泣きメロにグッとくる歌謡ソウル"Give Your Love To Me"など、どれも男気に満ちたヴォーカルと美メロが素晴らしい。