今日聴いたもの
- ふたつの夜 / 石塚俊朗 坂田さちよ
- 96年。多彩な音色のパーカーション類とクラリネット、フルート等によるフリーミュージック、チェンバー・ロック、音響ノイズ。アヴァン・チンドンな"ジンタでダンス"やバカバカしい女性モノローグが最高な"清瀬シネマ館"など、どこか懐かしくてユーモラスな雰囲気が全体に漂っていて、あんまりシゴかれ感はなくて聞きやすい音。グラスハープの音色が夢見心地。イマジネーションをかき立てられるタイトルが並んでるけど、なかでも"ピンの穴から春"ってイイなあ。
- 煉獄のなかで / fOUL
- 東京ロッカーズ・ミーツ・エモな99年盤。なんというか実に文系ロックンロール。ラウドで粘っこいギターとメロディアスなベースがメチャクチャ格好良い"畳"、覚醒ロック・テイストなアンサンブルに挿入される気の抜けたカケ声がイカす"mind-dump"、ニューウェイブなギクシャク感が懐かしい不条理ロック"齟齬"など。