今日聴いたもの

big body / P-Model
93年。全体に軽快でキャッチーなテクノ・ポップ盤。"BIIIG EYE"に"BIG FOOT"、"HOMO GESTALT"など、90年代テクノっぽいハードエッジなシンセ音と特徴的な大陸系メロディーの組み合わせが新鮮な疾走ナンバーが格好イイ。昔はこのクセのあるメロディーが苦手だったんだけど、宮村優子の"Mother"でハマったというのは内緒。ヘヴィなインダストリアル・インスト"BINARY GHOST"にペリキン的なスラップスティック・ポップ"幼形成熟BOX"もお気に入り。
Japanese Lovers / IRIA
95年。デニス・ボーヴェルをプロデューサーに迎えて、ジューシーフルーツ時代のレパートリーや島崎和歌子への提供曲などをラヴァーズロックなアレンジで歌うアルバム。マシナリーなラヴァーズ・サウンドとキュートなウィスパー・ヴォイスとのハマリ具合が絶妙な"ジェニーはご機嫌ななめ"は想像以上に面白い。地声は地味な人なので、ジェニー声以外の曲は正直どうかなと思ったけど、ファンキーなリズムが気持ち良い"ムーンライト・ダンシング"とホワッツゴーインオン系の"二人の恋は100万ガウス"の2曲は文句なしに最高なメロウ・ラヴァーズ。
Hip Hot Classics -Bad Boys Getting Naughty with Lynx- / Lynx
01年。Lynxという女性フルート奏者4人組の演奏をクラブ系トラックメイカーがダンス・リミックス。アッパーな直球テクノに無理やりサバンナ・バンドがサンプリングされたようなDub Master Xによる"トッカータとフーガ"やSUGIURUMNの"G線上のアリア"とかは別にこの人たちの演奏が素材でなくても良いような気がするけど、Speedometerが手がけたアンビエントエレクトロニカな"G線上のアリア"やAKAKAGEのラウンジ・ブレイクビーツ"「くるみ割り人形組曲"はさすがにイイ感じに。