今日聴いたもの

Vteriny Vol.02 - Obscure Jazz From East Europe / V.A.
東欧のジャズ系レア・グルーヴのCDRコンピ。見事に聞いたことのない名前がズラリと並んでるけど、よく見ると最近Finders Keepersから再発されたSarolta Zalatnayの名前も。ビッグバンド・スウィンギンなジャズファンクやB級サスペンス映画サントラっぽいライブラリー系ジャズファンクなど、ドラムがブレイクビーツ的なリズムを刻むクロスオーヴァー・ファンクが金太郎飴的に続く前半は、まあそれなりだけど、中盤以降はなかなか粒ぞろいな歌モノやちょっとヒネくれた変り種曲が並んでて結構充実。
お気に入りは、グルーヴィーなファンク演奏に乗るオペラスタイルのスキャットが新鮮な、熱い男女ヴォーカル・チューン"Chorovoro / C & K Vocal"、フラメンコ・ミーツ・ジャズロックな趣の"Macumba Nicos Jaritz Sextet"、メランコリックなダウナー・メロウ・グルーヴ"Pastavus Judejimas"、下世話でグルーヴィーなGS風R&Bチューン"Shotgun / The Matadors"。ラストはThe Flamingo Groupという人たちによる"Chain Of Fools"で、一昨日のスティーヴ・ハーレイに昨日のアメリカンアイドルと、なんか、この曲のカヴァーを毎日聞いてるな。
Vteriny Vol.06 - Obscure Jazz From East Europe / V.A.
フォルカー・クリーゲルのアートロック風ジャズロックで始まり、一聴、シビレたり笑えたりする飛び道具な曲が矢継ぎ早に繰り出される9曲目までの流れが最高。
過剰にスペーシーなシンセがイカす軽快な不思議ジャズ・ファンク"Intercity / Fred Rabold"、キャロル・キングの流麗ディスコティークなカヴァー"Corazon / Daniel Sentacruz"、リズム・チェンジが面白いラスト・タンゴ・イン・パリ系の哀愁アコースティック・ファンク"Kingston City / Carlos Raventos"、キュートなウィスパリング・スキャットをフィーチャーした超高速クロスオーヴァー"Diana / Fabio Fabor"、マンドリンがうなるエレキインスト風味の哀愁ファンク"Song Of Volga Boatmen / Rudi Loffler"、ヴォコーダー・コーラスにシタール、変なエフェクトが飛び交う、オリエンタルなアブストラクト・ジャズ"On The Move / Birdy"など。