今日聴いたもの

Soldier-Talk / The Red Crayola
79年のアルバムのDrag City再発盤。思いっきりノーウェイヴでポスト・パンクなアヴァン・ロック。ガリガリに尖ったギターは痛くて気持ちイイし、ローラ・ロジックのサックスがまた尖端的でカッコイイ。ポストパンク・ジャズロックな"March No. 12"、呪術的なポスト・パンクにエレキインストが混ざったような"On the Brink"、気色の悪いバック・ヴォーカルが印象的な脱臼ファンキー・ロック"Discipline"、ご機嫌なノーウェイヴ・ロックンロール"X"、高揚感に満ちたNWファンク"Uh, Knowledge Dance"とか。よく聞くとプログレやモダン・ポップ的な要素もチラホラ顔を覗かせて、結構多彩な内容。ただ、NW丸出しのヒステリックな男性ヴォーカルはちょっとキツイかも。
The Moonstone / Tommy Flanders
69年。アーシーでありつつどこか洗練された雰囲気のUSフォーク・ロック。で、時々アシッド。ヴォーカルはちょっとヨレ系。全体にエレキ・ギターの粒立ちの良い音色とジャジーウッドベースが気持ち良い1枚。ジェントルでメロウな"Since You've Been Gone"と、ハードロックをフォーク化した感じのアシッド・ロック"Blue Water Blue"という、対照的な冒頭2曲がなかなか鮮烈な印象。さりげなくファンキーなリズム・アレンジもイイ感じ。中盤に並んでるアーシーな曲も悪くないけど、どちらかというと"Blue Water Blue"同様のフォーキー・ハードロック"Sleepin'"やドローンなダウナー・ロック"Moonstone"といったアシッド路線に惹かれるかな。Rev-Ola再発盤。