今日聴いたもの
- ARROW HELLO WONDERFUL WORLD / the ARROWS
- 06年。歌謡曲っぽいメロディーにキュンとくるディスコティークなギターポップ"ナイトコール"は、去年聞いたシングルの中でもかなり印象に残った曲で、まあ、ちょっとノーナ・リーブスっぽいけど、やっぱりイイ曲。これとフックを散りばめた甘酸っぱいメロディーが素敵な疾走パワーポップ"ロックンロールダンシングガール"のキラメキ具合が最高。
- あと、下世話なギター・リフが耳に残る"JIVE JIVE"や"恋する摩天楼"も、歌謡曲とギターポップが融合した面白い曲。ただ、アルバムの半分くらいを占めてる大江千里やKANがギターポップ化したみたいな曲群は、微妙に居心地悪い感じ。
- フトサマス / BAZRA
- 新作。今回はギター・リフやドラムなど、アレンジが全体的にハード・ロックっぽい強い印象で、凄まじい疾走轟音ロック・インスト"JamRa#5"や、ツェッペリンやデトロイト・ガレージが熱血青春ロック化したような"彗星"に"トンネル"とか、かなり新鮮でカッコイイ。
- もちろん、いつもの野蛮さと洗練が同居した、独特の哀愁絶叫ロックも健在で、特にAORボサなイントロが一転ドシャメシャなラウド・ロックになる"白と黒"と、ギターのメロウなコード感が気持ち良い疾走ナンバー"エコー"は素晴らしい。ちょっとエレカシを思わせる叙情ロックが、徐々に轟音ハードロックになる"彼方"も高揚しつつ泣ける名曲。