今日聴いたもの

A Strangely Isolated Place / Ulrich Schnauss
03年2nd。アンビエントなシンセにザックリした感じのマシンビート。一聴、シューゲイザーやNY系ギターポップのインスト版みたいで、特に物凄いことをやってる訳ではないようなんだけど無性に気持ちがイイ音。寝ぼけた状態で聴いてると夢心地がいつまでも醒めない感じ。マンチェなコクトーツインズという趣の夢幻ブレイクビーツ"Gone Forever"からハンマービートっぽいリズムのラブレス系シューゲイザー"On My Own"に続く流れが何度聴いても素晴らしい。同じく4ADな曲調から徐々に高揚していく"Clear Day"や、ピコピコしたデリケートなエレポップが途中で太くうねるロッキンブレイクビーツ化する"In All the Wrong Places"もイイ感じ。どの曲もキラキラしたシンセがドリーミー。
Sunlight / Creation Of Sunlight
68年のUSガレージ・サイケ物のLion Production再発盤。ファズ入りオルガン・サイケに甘酸っぱい歌声とメロディーが乗る、どこか80年代インディーギターロックに通じる陰影感がたまらない"David"にいきなりヤラれる。続く、4ビートを基調にしたダイナミックなリズムが格好良いフルート入りジャジー・ガレージ"Rush hour blues"、同じくフルートが大活躍のメロウなトワイライト・サイケ"Light without heat"、この冒頭3曲がベストトラック。後は角が丸い若干モッサリした印象のガレージサイケやサイケポップが並んで、聴いてるうちに印象がぼやけてくるんだけど、ほのぼのしたグッドタイム・ミュージック風の"Sometimes a woman"やストロベリー・アラーム・クロックっぽい"The fun machine"なんかは割とイイかも。ボーナス収録のカヴァー"Judy In Disguise"はさすがにイイ曲。