今日聴いたもの

OtohaCD Volume1 / Otoha
02年。pal@popがプロデュースした乙葉のデビューアルバムで、マイ・リトル・ラヴァーみたいな清涼ガールポップ風アレンジで80年代アイドルポップや90年代J-POPをカヴァー。ゆったりしたR&Bトラックに乗った"早春物語"、80年代的なデジタル・アコースティック・サウンドが気持ち良い"卒業"、グランドビートが懐かしくも新鮮な"かなしいことり"の3曲が何といっても絶品で、フワフワしたヴォーカルがとてもドリーミー。聞いてて癒されるイイ声。ジャングル・スマイルの"おなじ星"や、たぶんリンドバーグの"every little thing every precious thing"もサビで伸びる歌声が耳に心地イイ。
OtohaCD Volume2 / Otoha
02年2nd。前作同様の清涼J-POPからギターポップに60年代ポップ風、スカやダビー・ハウスといった趣味性の強い曲まで、いろんな人が楽曲提供した多彩な音楽性の1枚。なんだけど、いまひとつ声の魅力を生かしてる曲がなくて、1stであれほど魅力的に響いた歌声がただの素人っぽい歌に聞こえてしまうのがフシギ。堂島孝平の"おっとっと☆はっはっはブギ"はスモーキン・ブギを思わせるノヴェルティ・ロックンロールで最高だけど。
You Bark, We Bite / Struggle For Pride
06年。カヒミ・カリイによる物さびしい手紙の朗読ではじまり、いきなり轟音ハーシュノイズにブラスト・ビート、遠くで聞こえる絶叫ヴォーカルというノイズコアになだれ込む"REFLECTOR"が最高。あとは、早かったり遅かったり、時にはリズムレス、時には無音にと、めまぐるしくテンポを変えつつ、しかし基本的には金属的なノイズまみれのハードコアが延々と。微妙にロックンロールなギターリフがカッコイイ。