今日聴いたもの

Propositions / Bar-Kays
82年作のマシナリーなディスコ・ファンク盤。ちょっとNWロックっぽいタイトル曲をはじめ、全編にわたってエレクトロなシンセを大フィーチャーした軽いタッチの曲が並んでるけど、やはりどす黒いファンクネスは隠せない感じで、時々熱血ソウルフルなヴォーカルも炸裂。
ゆったりしたグルーヴが心地良いスペーシーなアーバン・ファンク"Tripping Out"、タイトなリズムトラックに乗るオリエンタルなシンセがキャッチーな"You Made A Change In My Life"とかカッコイイ。箸休め的なメロウAORテイストのミディアム・スロー曲もお約束とは言え、特に美メロなファルセット・ソウル"I Can't Believe You're Leaving Me"なんかにはやはりヤラれてしまう。それにしてもインタールードの"(Busted)"が逆回転エフェクトがサイケなマシン・ディスコで最高。一瞬で終わるのがもったいない。
I Wanna Get Funky / Albert King
74年。バーケイズが叩き出すゆったりテンポのファンキー・ビートにクールなハモンド・オルガン、そしてハードボイルドで哀愁漂うヴォーカルとメロウで粘っこいスクイーズ・ギター。昨日のMike Harrisonに続いてまたまた男泣きブルージーなタイトル曲が泣ける。
淡々としたミニマル・ムードのスロー・ファンク"'Til My Back Ain't Got No Bone"やまるでニューソウル・ブルースな"Flat Tire"などで巧く時代の音を吸収しつつも、一方ではギターソロが泣きまくるスロー・ブルースの"Walking the Back Streets and Crying"や"Travelin' Man"なんかもしっかりキメる、ある意味プレAORなアーバン・ブルース盤。ベスト・トラックはファンキーなギターのカッティングが新鮮なR&Bスタイルのジャンプ曲"Crosscut Saw"。