今日聴いたもの

Sanctuary / Celestium
トム・ケリーの甘いハイトーン・ヴォーカルをフィーチャーして、シンセ・オリエンテッドなスペイシー・サウンドを追求したゲイリー・アッシャーの84年作品。エレクトロなシンセ・アレンジが気持ち良い産業ハード系のタイトル曲や、ヴォコーダー・コーラスが楽しい"Children Of The Stars"、ドラマティックな哀愁スペース・ロック"I Will"、クイーン的な美メロ&コーラスが聴ける"Radiate"など、80年代ならではの産業ソフトロック(笑)
An Audience With The King Of Wands / Gale Garnett And The Gentle Reign
アメリカの女優兼SSWが結成したグループの68年1st。冒頭、ラーガなベルベッツという風情のメディテイショナルなサイケ・ロック"Breaking Through"がとにかくカッコイイ。けだるいハスキー・ヴォイスのせいか全体にダウナーなムードが漂うけど、2曲目以降は快活なサンシャイン・ポップやバロック風ジングルなんかも交えてなかなかカラフルな展開。"Big Sur"や"A Word Of Advice"、"Bad News"あたりのヒップなR&Bビートがイイ感じ。
Sausalito Heliport / Gale Garnett And The Gentle Reign
69年2nd。オルガンにファズ・ギター、そしてフルートが織り成すヒップでグルーヴィーなガレージ・サイケ・ワールド。"This Year's Child"や"Water Your Mind"、"Man In The Moddle"といったアップ・チューンを中心に、前作同様のR&Bビートにバーズっぽいフォーキー・ビート、ジャジーな曲やプレ・プログレ風まで。多彩な曲想ながら、どの曲もフワフワとした浮遊感があってすごく統一感のある1枚。GS歌謡風の"Deer In The City"が最高。以上3枚ソニーの紙ジャケ再発シリーズ。