今日聴いたもの

New Look / 野田幹子
96年。鈴木智文高浪敬太郎という"マジカル・コネクション"コンビが全面的にバックアップしたアルバム。時代柄を反映した渋谷系アレンジが少し窮屈そうな序盤とコンサバ系ニューミュージック路線の後半に挟まれた4〜6曲目、ラテン・ビートに乗って抑制の効いたメロディーがサビでキャッチーに展開する"ストライプの夏・チェックの冬"、サンバの打ち込みリズムが気持ち良い"あなたの靴がない"、エレピにアープシンセ、ハモンド・オルガンと3点揃った極めてメロウなフォーキー・バラード"ソ・ワ・レ"と続く流れがイイ感じ。"アドレス"のちょっと下世話な歌謡テイストも新鮮。
DESTINY / ノーナ・リーヴス
00年3rd。筒美京平アレンジということでチェックした"LOVE TOGETHER"での強烈な小山田ヴォーカル・スタイルに、このグループにはちょっと腰が引けていたんだけど、改めて聞くと"DJ!DJ!〜とどかぬ想い〜"ともども、ウキウキしてくるようなアッパーなキラキラ・ディスコ歌謡で最高。他に、切ないメロウ・ソウル歌謡"DESTINY"、ボサなオープニングからラウドなパワーポップに突入する"AMAZON"なんかも魅力的だけど、アシッドなウニョウニョ・シンセが気持ち良い"地球儀と野鼠(Pts.1&2)"(途中でシャウト・ヴォーカルも披露)、爽快で切ないギタポ・ディスコ"パーティは何処に?"など、やはりディスコ路線に強く惹かれる。