今日聴いたもの

Loving You / Alton Ellis & Friends
アルトン・エリスが制作に関わった83年から85年にかけての音源を中心にした編集盤。ソウル寄りレゲエとルーツ。1曲だけ時代が違う76年の"Loving You / Alton Ellis"が収録されてるんだけど、埃っぽいヴォーカルと甘い女性コーラスの絡みがなんともメロウなナイス・カヴァー。他に、冒頭のラヴァーズっぽい"Stages In Life / Dennis Brown"(転調が最高)に"That's How It Is / Tony Douglas"を初め、ソウル寄りのものはさすがのメロディ・センスが冴えるイイ曲揃い。ダウナーで甘いメロディーにグッとくる"Jamaican Rock / Alton Ellis"などルーツ物も悪くない。
Sing & Shout / Chosen Brothers
ワッキーズのプロデューサー、ロイド・バーンズの85年のアルバム。タイトでマシナリー、かつ暖かくメロウなトラックにつぶやくようなヴォーカル。全体にダビーな重たいベースラインが気持ちイイ。ノイジーなシンセが格好良い"Sing & Shout"、モリコーネなホーン入りのウエスタン物"Hey Lady"といったルーツ路線に、"I Gave You Love"や"Dancing In The Rain"など、メロウなんだけどどこか体温の低い感じのラヴァーズ路線。ムーグ・インストっぽい11曲目やエレピがスティール・パンみたいな12曲目など、ラストのダブ3連発もどれも最高に和めるトラックばかりでイイ感じ。94年にナツメグ・レーベルから出たワッキーズ再発シリーズ。