今日聴いたもの

Down South Productions / Speech
02年。かなりロック寄りの歌物アルバム。ヒップホップなリズムトラックに乗るブルージーなアコギやバンジョーとか確かに耳を引くけど、スライやプリンス、レニー・クラヴィッツなど、どこかで聞いたような曲が多くて、あんまり引っかかりもなく、つい聞き流してしまう感じ。でも突然ドラマティックなスウィート・ソウル"Shine"と、バロックなコーラスで始まる謎のトラッド・ヒップホップ"Walking in the Sun"のラスト2曲は最高。
Peechy / Speech
03年。こちらはラップ中心のヒップホップ・アルバムで、ブルージーなイントロから一転して下世話なディスコ・チューンに突入、かと思うとノイジーなギターとヴァイオリンのユニゾンが格好良い哀愁のハードロック・ヒップホップ、と変幻自在に展開するオープニングからグッと引き込まれる。変則トラックに乗るメロウなエレピがお洒落な"Sorry"、とろけそうな甘い女性コーラス入りのラテン・ディスコ"All Good Things"、いなたい中にもエッジの立ったドゥワップ・コーラス・ナンバー"Gone Away"、カリビアンなアコギが最高に気持ち良い清涼ヒップ・ホップ"Have Fun"、そしてパワーポップR&Bとでも呼びたくなるような爽快な歌物"Cruisin′In My Super Beetle"など、多彩な音楽要素をセンス良く組み合わせた良質なポップス集という感じ。