今日聴いたもの

Tartaglian Theorem / Tartaglia
68年。映画音楽風の流麗オーケストレーションにロックなセンスを加えたイージーリスニング盤。中には"I Am The Walrus"や"Light My Fire"のカヴァーなど、逆にサイケ・ロックにイージーリスニング・テイストを加えた感じの曲もあって、まさに60年代後半ならではの音。1曲目の"Poto Flavus"はコンピか何かで聞いたような気がするけど、高揚感に満ちた勇ましい曲でこれはカッコイイ。意外にもロジャー・ニコルス作品。他に印象的なのは、二つの曲をシャッフルしたようなアレンジが面白い"Collage:Like To Get To Know You / Give A Damn"や、ファズにエレキ・シタール、ヴァイオリンなどが入り乱れる賑やかなアレンジの"Light My Fire"。「ジャケガイノスススメ」再発シリーズ。
Boogie Times Presents The Great Collectors Funky Music Vol.3 / V.A.
フランスのBoogie Timesというレーベルが編集した80年代中盤のレア・ディスコ・コンピ。アーバンなAORテイストにあくまで軽いヴォーカルという、80年代UKブルーアイドソウルっぽい楽曲にフロア対応のハードエッジなエレクトロ・ビート。全体にちょっと薄味で、サウンドは気持ち良いけど印象には残りにくい、というタイプの曲が多いかも。でも、エレピ入りのメロウ・アレンジに男女ツイン・ヴォーカルが乗るアーバン・ディスコ"Release Yourself / Eddie Cornelius"や、シャープなギター・カッティング系"Taboo / Precious"からウニョウニョしたシンセとキュートなヴォーカルの"Lovelight / Love Light"と続く終盤のフィメール・ディスコ2連発などはかなり魅力的。