今日聴いたもの

Riot City Blues / Primal Scream
4年ぶりの新作。前作までの流れとあまりに脈絡の無い音楽性の激変振りが痛快。マンドリン入りのいなたいカントリー・ロックン・ロールをあくまであのヴォーカル・スタイルで聞かせる"Country Girl"、歯切れ良いアコギのカッティングから爆音に突入する展開が最高に格好良い"Suicide Sally & Johnny Guitar"、フーのマイジェネレーションっぽい性急なR&Bビート"99th Floor"、スカスカなアレンジがクールなハーモニカ・ブルース・ロック"We're Gonna Boogie"など、ルーツ寄りのロックンロールな楽曲が中心なんだけど、ギター・リフなどにどこかジャーマン系覚醒ロック的な感覚も。
Brain Damage / Dennis Bovell
81年。前半に歌もの、後半がダブという構成で、時代柄かギターやサックスとかニューウェイヴっぽい。歌ものパートは、ルーツ・レゲエを中心にスカやカリプソにニューウェイヴ・ファンクと幅広い音楽性を披露。特にレゲエであり、なおかつロックンロールという"After Tonight"の不思議さにヤラれた。キャッチーなメロディーのニューウェイヴ・ルーツ"Brain Damage"やラヴァーズっぽいコーラス・ナンバー"Our Tune"もイイ感じ。後半のダブ曲群では、メロウなアープ・シンセにエッジの効いたギターが絡むラヴァーズ"Smouche"、スカっぽいホーンが挿入されるアップテンポ・レゲエ"Chief Inspector"、地を這うようなヘヴィーなベースラインと終盤のドラムのエフェクトが格好良い"Ehying"が特にお気に入り。