今日聴いたもの

Fresh Air / Julius Wechter And Baja Marimba Band
69年。マリンバを大フィーチャーしたラウンジなラテン・インストを演る人たち、と言う印象しかなかったんだけど、改めて聞いてみると、そんな言葉で片付けられないやたらとハイ・センスなオシャレ音楽で正直ビックリ。ビートの効いたジャズ・ロック・アレンジの"Eleanor Rigby"やチェンバロ入りヨーロピアン・ラウンジ"Windmills Of Your Mind"といったカヴァーもイイけど、ジュリアス・ウェクターをはじめとしたメンバーたちのオリジナルがどれも素晴らしい。ベリー・リップマンも顔負けな躍動感いっぱいの洒脱コーラス・ナンバー"Fresh Air"、ダイナミックなリズム・チェンジが鮮やかな"Samba Nuevo"、ファズ・ギターがうなるサイケなR&Bラウンジ"Madagascar"など。頼りない歌声のグルーミーなヴォーカル・ナンバー"I Don't Want To Walk Without You"も捨てがたい魅力が。「フィンガー・スナッピン・ミュージック」シリーズ再発。
Masterpiece Volume 1 - The ultimate disco funk collection / V.A.
80年代アーバン・ディスコ/ファンクの12インチ音源を集めたVINYL MASTERPIECE編集盤。全編、エレクトロなマシナリー・ビート満載で気持ちイイんだけど、とにかく冒頭のフィメール・ディスコ4連発が最高。ハード・エッジなリズム上で哀愁サックスが咽ぶ"Can't Touch Me Anymore / Strike One"、ギター・カッティングが爽快なスウェイ系"I Wanna Be With You / Armenta"(終盤にヴォコーダー・コーラス・パートあり)、キュートでスムースなヴォーカルの美メロ・ディスコの"Point Blank / Sign Of The Times"に"Take Me To The Top / Advance"と、どれもキラキラしたナイス・ディスコ。男性ヴォーカルと女声コーラスの絡みが絶妙な"Feel So Good / Zebrass"もイイ感じ。