今日聴いたもの

Beach Party / スクービードゥー
01年。シングルはいくつか聞いてたけどアルバムを聞くのは初めて。グイグイ曲をひっぱっていく性急でラウドなドラムとグルーヴィーなベースに、メロウなギターとブルージーなハーモニカ乗る、痛快なビート・ソウルが満載でゴキゲン。エイント・ノー・マウンテンなメロディーの"勝手にしやがれ"、ガレージなタイトゥン・アップという感じの"ゆうべあのこが"、泣かせるハードボイルド・ソウル歌謡"朝焼けのカウボーイ"、メロウでパンクなジャジー・ガレージ"DARLIN’"など。
ANIMATION / ノーナ・リーブス
99年。このグループもアルバムは初めて。あからさまにインディポップっぽい路線はちょっと辛いけど、どの曲もただのギタポで終わらないキャッチーなメロディ・センスを感じるのも確かで、疾走メロウ・グルーヴに甘い歌声とメロディーが思い切り映える爽快ディスコ"渚のチューブ・ライダー"は歌謡曲としても素晴らしい。BB5っぽいエレキ歌謡"Calib"、ソフトロックっぽいグルーミー・ポップの"マイクラブ"、フリッパー/サニーデイ・ラインの青春ギター・ポップにヘヴィーなオルタナが混じった"トーキング・アウェイ"あたりもお気に入り。
忘れじのフォーク・白い2白いサンゴ礁 / Mi-Ke
92年。フォーク/ニューミュージックのカヴァー集で、タイトル曲は当時のヒット曲を歌いこんだオマージュ曲。フル・コーラスのカヴァーよりはダンス・トラックに乗ってメドレー形式で歌われるスターズ・オン45路線のインチキっぽさに惹かれる。へっぽこハウス・ビートに"Yes-No"のメロディーが意外にハマっているオフコース・メドレー、"恋人もいないのに"のハーモニーにグッとくるグラウンド・ビートのフォーク歌謡メドレー、ラテン・ハウスと字余りフォークの組み合わせが何とも味わい深い吉田拓郎メドレー、ニュー・ジャック・スウィングに乗ってちょっとモノマネっぽい歌を聞かせる中島みゆきメドレーなど、安直なようで結構遊び心のあるアレンジが楽しい。ラストの"遠い世界に"のみ、ストレートなフォーク・アレンジだけど、清涼感と寂寥感が同居しててなかなか。