今日聴いたもの

Major Force Compact / V. A.
89年と90年発売のレーベルコンピにボーナストラックを追加した再発盤。エレクトロなぶっといリズム・トラックに、サービス精神満点のキャッチーなサンプリング・フレーズが乗っかったパワフルなヒップホップが中心のDisc1。どれもカッコイイんだけど、個人的にロックっぽい日本語英語ラップがちょっと苦手。なんで、無条件に好きなのは、目まぐるしいサンプリングが最高なファンキー・ブレイクビーツ"Return Of The Original Art Form (D.J.Mix) / Hiroshi + K・U・D・O→featuring DJ MILO from London"や、The Orchidsのスライなピースフル・ラップ"Yes,We Can Can"にキュートな魅力爆発で底抜けに楽しい"I Will Call You"など。特にThe Orchidsの素人っぽいおしゃべりラップは最高。
Disc2は、ヒップホップのみならずハウス、ダンスホール、ダブ、ラヴァーズとバラエティに富んだ内容で、ド派手なDisc1に比べると若干落ちついた印象。ユーモラスな中華フレーズと裏腹にシリアスな内容の"China Syndrome"にメロウなジャズ・ヒップホップ"2 Mike Masters"とTycoon Toshラップがこなれた感じですごく聴きやすい。サイケなエレクトロ・ブレイクビーツ化した"China Syndrome Pt.2 (Tycoon Tosh Self Remix)"もイイ感じ。他にクールなバックトラックに淡々とユーモラスなラップが乗る"Check Your Mike / ECD"、ジャズ・ヒップホップなトラックとダンスホールという組み合わせが新鮮な"Run Run Run / Chappie"、エキゾティックな深海ダブ"It's A New Day / Hiroshi & Gota"など。The Orchidsの"Life Is A Science"と"Flower Power"はちょっとハードエッジなファンキー・エレポップ路線で、相変わらずのガーリー具合。