「真夜中に聴きたい音楽」選曲リスト


セレクト合戦の選曲リストです。真夜中は他の時間帯よりはるかに幅広い音楽を聴きたくなるんで、どういう方向で選曲すればよいのか迷いましたが、
個人的に真夜中っぽいかなと思った曲をイメージ・アルバム風に並べてみました。

1) Vals I Mejram / Monica Zetterlund
73年。ナイトメア系?ファンタジーな女性SSWっぽい楽曲のバックで、ひたすらジャジーなベースがカッコイイです。
「Den sista jantan」というアルバムから。

2) Cry Before I Go / John Lee Hooker
67年。フラフラしたギターのトリップ感に真夜中を感じるサイケなブルース・ロック。これもベースラインが印象的。

Urban Blues

3) Four Hills (Short Version) / DJ Day
05年。ちょっとプログレっぽい気もするブレイクビーツ・インスト。サンプリングされてる儚いイージーリスニング・コーラスに真夜中を感じました。
Melting Potのレーベル・コンピから。

4) Kono Samourai / Yamasuki
71年。ファズ・ギターがうなるカタコト日本語サイケ・コーラス。活気があるんだけどどうしようもなくダウナーな感じが真夜中かも。
聞いてるとアタマが悪くなりそうな絶叫調の号令にシビれます。

LE MONDE FABULEUX DES YAMASUKI

5) Tarde De Nupcias / Jose Mauro
膝を抱えてうずくまってる風な、物寂しい雰囲気のブラジリアン・アシッド・フォーク。「Obnoxius」というアルバムから。
何年か前に知り合いにCDを貰ったときは存在すら知りませんでしたが、その後中古レコード屋でよく見かけるんで(ブックオフの250円コーナーでも見た)、
実はすごく有名なアルバムだったりするんでしょうか。

6) Inner Peace / Nellie McKay
04年。ドラマティックなピアノSSW。キャッチーなコーラス・ワークが気に入ってます。エンディングのホラー・ムードが真夜中かも。

Get Away From Me (Clean)

7) 精神病院の一夜 / 山下毅雄
61年。前曲のエンディングの雰囲気を引き継ぐ感じで。「黒い足音」というスリラー・ムード・アルバムから。

黒猫 / 黒い足音

8) Gleeker / Eddie Gale
69年。スピリチュアルなジャズ・コーラス。叩きまくってるドラムが最高。録音レベルが妙に低い歌の部分でつい耳をそばだてる感じが、
少し真夜中っぽい気がしたのだと思います。

Black Rhythm Happening

9) Brother (Title) / Adam Wade-Johnny Pate
73年。ハードボイルドなニューソウル。眠れない夜にボーッと深夜映画を見てるの図。Sanctuary編集のPerceptionコンピから。

Doors of Perception

10) 幸せにならないで / MAO
71年。「ロックエイジの惑星たち」というニューロック・オムニバスから。ナヨっとした声で歌われる後ろ向きな歌詞が真夜中っぽかったりして。

11) Champagne People / Benny Sings
03年。メロウなAORトロニカ。緻密なんだかラフなんだかよく分からない独特なコーラス・ワークにヒシヒシと真夜中を感じたのですが。

Champagne People

12) せりふ / 三上寛
75年。深夜に懇々と説教されてるイメージ。「犬神家の一族」系のバック・トラックがまた何というか(笑)。
「負ける時もあるだろう(’79)」収録の”二度までのセリフ”ってこの曲を受けてのタイトルだったんでしょうか。

寛