今日聴いたもの

Today Is Tomorrow / Four Freshmen
ヒップなジャケに包まれた68年のアルバム。若干スクエアなコーラス・ワークとビートの効いたバンド演奏とのアンバランスさが絶妙な"My Girl"(ペナペナなギターがガレージっぽい)、"Walk On By"(トランペットがカッコイイ。ベストトラック)、"Here's To You"(ギターのフレーズが泣かせる)あたりが、まさにソフト・ロック!で最高。他にジャジーなラテン・ポップス調の"Will You Love Me Tomorrow"や曲の変わり目に気付かせないアレンジが楽しい"Cherish/ Windy (Medley)" など。「サウンド・ピクニック」シリーズ。
Way Out... Far / Lewis Sisters
59年。レス・マッキャンやヴィクター・フェルドマンを中心としたジャズ・コンボ演奏に乗って姉妹デュオが歌うスタイル。なんだけど、いわゆるシスターズ・コーラスとは全く肌触りの違うクールで理知的なハーモニーは60年代後半のソフト・ロックそのもので、59年にこういうヴォーカル・スタイルが存在していたとは驚き。"What Is This Thing Called Love"、"Just Friends"、"S’wonderful"、"But Not For Me"といったメチャクチャお洒落な急速調ナンバーはもちろん、幽玄なムードが漂うスロー曲も素晴らしい。「サウンド・ピクニック」シリーズ。