今日聴いたもの

Boo / Juliet Lawson
Sunbeamから再発された72年の英国フィメールSSW盤。ゴスペル的なセンスとファンタジーな世界が同居したような音楽性は、何だかローラ・ニーロケイト・ブッシュを合わせたみたいな雰囲気。冒頭、凝った展開のダイナミックなピアノSSWナンバー"Dear Fool"(コレはカッコイイ)みたいなちょっと情念を感じさせる重たい曲と、しっとりした"Rolling Back"や洒脱なラテン・フォーク"You're So Right,September"といったキャッチーな曲が同居してるアルバム。"The Weeds In The Yard"など何曲かでロル・コクスヒルが軽妙なサックスを披露。
Thinking Back / Gordon Jackson
69年。フォーク・ロックをベースに、ユルユルなアシッド・フォークからポップなハーモニー・ロックやグルーヴィーなファンキー・ロックまで、多彩なというか、捉えどころのないとっちらかった音楽性はまさに70年前後のB級ブリティッシュ仕様。クリス・ウッドのサックスやフルートが醸し出すジャズ・テイストとか。何といっても女声コーラスを従えて歌謡曲っぽい泣きメロを聞かせるフォーキー・グルーヴ・ロック"Song For Freedom"とハードなギターをフィーチャーしたアフロ・ロック"Sing To Me Woman"が最高。あとシタール入りのサイケなフォーク・ロック"The Journey"やオリエンタルムードの"When You Are Small"なんかも。Sunbeam再発盤。