今日聴いたもの

Going' To My Baby's Place / Vernon Garrett
75年。ディープなシャウト唱法で聞かせる、ファンキー・ブルース寄りソウル集で、テンプスサイケデリック・ソウル路線にも通じる硬派な味わい。ファズ・ギター入りの"Something Went Wrong"に"Love Junkie"、ブラス・ロック歌謡っぽいホーンをフィーチャーした"Something Went Wrong"や"Don't Do What I Do"なんかは、硬派でありつつもメロディーはキャッチーで、ストレートなファンキー・ブルース・スタイルの"Keep On Forgiving You"にもシビれる。P-Vineの70年代ソウル再再発シリーズ。
I Can't Seem to Forget You / Heaven And Earth
76年。ファルセットのリードとコーラスで織り成すシカゴ産スウィート・ソウル。なんだけど、リズムのバリエーションが豊富で、スロー系の曲でもグルーヴを感じるバックの演奏のせいもあってか、一本調子にならずにアルバム1枚気持ちよく聞きとおせる感じ。イントロから悩殺される美メロソウル"Let Me Back In"、快適テンポの爽快スウィート"Now That I've Got You, I'll Be Flying High"、ストリングス入りの美麗スロー"Happy"と続く冒頭3曲がとりあえず最高。完璧。他に、メロウなスウィートソウルなんだけど、やけにギターがディスコティックな"I Can't Seem To Forget You"、同じくスムースなメロウ・ソウルに鋭角的なファズ・ギターが絡む"The Message"、転調メロにツボをくすぐられる"I'll Always Love You"なんかも面白くてイイ曲。上と同じP-Vineのシリーズの1枚。