今日聴いたもの

アナーキー / アナーキー
80年の1st。個人的なレンタル・レコード・クラシック。クラッシュもイーターもスティッフ・リトル・フィンガーズもこのアルバムで知ったんだけど、それらパンク名曲カヴァーに負けない、オリジナル・パンク臭プンプンの自作曲が素晴らしい。代表曲"ノット・サティスファイド"はもちろん、キャッチーなギター・フレーズが最高な"あぶらむし"、ジャムを引用した"シティ・サーファー"、カッコイイ曲調とくだらない歌詞のギャップがオモロイ"団地のおばさん"や"季節の外で"など、今聞いてもひたすらシャープで小気味良いロックンロールの数々。20年以上聞いてなかったんだけど、ラストの"アナーキー"が流れてきたときにはさすがに泣けた。ちなみに"東京イズバーニング"をカットした再発CD。
‘80 維新 / アナーキー
80年2nd。メロディはポップに、曲調も前作同様の性急ロックンロールに加えてオールディーズ歌謡やらスカ、フォークまでバラエティに富んでるんだけど、結果的にどうもぬるい印象に。歌詞の諧謔味も後退して、ストレートなメッセージやただの悪態みたいなのがほとんどなのもちょっとツライ。
亜無亜危異都市 / アナーキー
81年3rd。プロデューサーはマイキー・ドレッドで、当然ニューウェイヴ・レゲエやダブも収録。それまでに比べて圧倒的に重量感が増したヘヴィなギター・サウンドが最高で、メロディも冴えてるキャッチーな"心の銃"と"アナーキー・シティ"はやはりパンク・ロック名曲。強面なままモータウン・ビートに挑戦した"探し出せ"なんて曲も。