今日聴いたもの

From A Whisper To A Scream / Allen Toussaint
70年。歌物とインストが半分ずつのアルバム。バウンスするファンキーなリズムに、ブルージーなギターやピアノ、ゴスペル的なコーラスなど、黒い要素が満載なんだけど、クセのない甘い歌声とメロディのせいか、すごくポップに聞こえる。インスト物もちょっとイージーリスニング感覚。さりげなく凝った展開のタイトル曲とかいかにもニューオーリンズなファンキー・ロック"Working In The Coalmine"あたりは当然最高だけど、"Either"、"Number Nine"といったインスト曲も含めてどの曲もジャンル横断的なセンスを感じさせてイイ感じ。
Triple P / Platinum Pied Pipers
05年。多彩なゲストをフィーチャーしたヒップホップ/R&B盤。ボトムの重いリズムにちょっとエクスペリメンタルなアレンジと、対照的にメロウなメロディ。不思議なリズム・トラックがインパクト大な"Your Day Is Done"、Spacekをフィーチャーしたラテンジャズ+R&Bな"No Worries"、ハンドクラップっぽいリズムが印象的なフィメール・コーラス物"Now Or Never"、ブルージーなギターのサンプルが格好良い"The Pee's"など。ラストに置かれた"50 Ways To Leave Your Lover"カヴァーはそれまでのダウナー&メロウな流れとは打って変わってキャッチーなポップス仕立て。