今日聴いたもの

加山雄三のすべて 第三集 ゴーゴー加山雄三 / 加山雄三
67年。全曲弾厚作。ほとんどの曲でランチャーズがバックを務めて、1曲ずつハプニングス・フォーとスーナーズも参加してるGS/ガレージ色の強い1枚。ファズが炸裂するR&Bビート・チューン"Cool Cool Night"、"Why Don't You"、"Shake Shake"がとにかく最高なんだけど、"夢の瞳"がとにかく素敵なメロディのお洒落ラテン歌謡で参った。チェンバロ入りのゴーゴー・インスト"アラビアの商人"や次々と予想外に展開する"夜空の星"など何曲か収録されてるインスト曲も充実。
或る窓 / 松尾和子
76年。ブリッジの「音楽の基礎研究」再発シリーズの1枚。1曲目、"時計と女"の鮮やかなソフトロック・コーラスにオーッと思ったけど、基本的にはバラード調のシャンソン歌謡が中心で、個人的にはちょっと退屈な曲も多いかな。でも全曲、平岡精二が手がけたユニークな歌詞とアレンジが面白い、意欲的な歌謡曲集であることは確か。清涼オルガン入りのミュゼット・ワルツ歌謡"帰って来て"、はすごくイイ曲だし、ノベルティなお洒落ジャズ歌謡"昔々の唄"とか、歌のフレーズにいちいちツッこむ"あいつ/パロディー"なんかも面白い。ほとんどの曲でムーグをフィーチャー。
E Il Suo Complesso / Alessandro Alessanddroni
イタリアの映画音楽、ポップス作曲家のリーダー・アルバム。緊張感のあるジャズ・ロック・ナンバーにヒップなバロック・ジャズ、女声スキャット入りのイージー・ボッサなど多彩な曲が詰め込まれた1枚。どの曲もキラキラしたキレのあるオルガンが印象的。多分60年代後半頃のアルバム。